ブランディングとは

先日のブログにて本を読んで勉強しますと言いました。大学の教授などが執筆したものを3,000円かそこらで読めるってことは、本を読むのは学費を払わずに大学の授業を受けているのと同じというお話を聞き、何か勉強になる本を、と。

 

今回読んだのは「ブランディングファースト」という本で著者は宮村岳志さんです。一言でいうと、とてもためになる内容だけど初心者には少し難しいのかもしれない、と言った感じです。

 

まずためになるな〜と感じたこと。全体を通して自社がどれくらい遅れているのか、どれくらい周りと差が出ているのかを感じたところです。「ブランド」という会社にとっての柱がないと脆くなりますよ〜というように書いてあったんですが、確かにその通り。うちにはこれといった柱が明確になっていません。今までやってきた工場長と社長の頭の中にあるだけではいけないと思ったんです。ブランディングはインナーから、と何度も登場していましたが、うちにはまずそのインナー部分にづランドが確立されていないんじゃないかと。

ただ一つ、いい点としては、うちは小さな町工場なので経営に携わる側と現場にいる人の距離がすごく近いってことです。むしろ同じ人が両方やっているのもあるので、そこの間で生じやすい意識のギャップは生まれないのかな、と。ゼロからのスタートで周りから遅れを取っていたとしてもスタートがマイナスじゃない限りまだいいのかな。そんな小さな会社でブランディングは必要か、とも思えるんですが、いつかは大きくしたいので基礎となる部分がしっかり固まっているに越したことないですよね。うん、きっとそうだ。本の著者も言っていましたが、大きな会社だけがブランドを持てるわけじゃないんです。大きな会社の方がブランドの確立はしやすいかもしれませんが(笑)小さな会社こそブランディングを行っていかなければいけないんですね…社長なんかは「今更〜」とか「まあ色々難しいところもあるのよ」なんて言いそうですけどね(笑)

 

当たり前ですが、この本って今の会社をどうにか変えなければと考えている経営者が読む本だと思うんです。これから何か事業を始めようとしている人とか。そんな中でただの町工場の娘が読んでも、100%身になるかというと、まあ難しいところですね。

ある企業さんが週休3日制度を1ヶ月間試験的に適応したらしいんです。その結果、残業代もなくなり、社員たちの動きがよくなった、と。つまりは時間がないので無駄なことをしなくなったってことです。利益まで上がったとか。そう言ったことって大きな会社だからできることじゃないのかなぁ。私だってそりゃ週休3日のほうが嬉しいし、残業だって絶対禁止!の方がいいと思います。でも現実は仕事が終わらなければやらなきゃいけないし、週に3日も休んでしまうと納期に間に合いません。まずそもそも時間が足りていないのに、休みを増やしてもしんどくなるだけでは?なんて(笑)そこらへんのさじ加減はすんごく難しいんだろうな。

 

ブランディングをするにはかなり時間がかかりそうですね。製造業であるうちが何をすべきなのか、明確に教えてくれる本に出会ったことがありません。その辺は甘えないで自分で試行錯誤しなさい、ということかなぁ?

いろんな方面の本を読んで自分により多くの知識をつけたいと改めて感じました。本を読むことで改めて考え直せることもありますから。

 

そしてまたトラブルが帰ってきました。どうしよう、もうバタバタです。あっちもやりたいこっちもやりたいでなかなか。1日フルで働いているはずなのに、全然進んでいないように感じます。個人向けの商品はやっとゴールが見え始めてきました!早く商品化したい!!!

 

とりあえず今片付けるべき仕事を一つづつ、ですね。明日もがんばります。