「今だ」とは思うのに

前々から言っている世代交代ですが、私は本当にそろそろ時期なのではないかと感じています。

 

これも本当ずっと言っているけど、誰に何があるかわからないんです。もしかしたら明日死ぬかもしれないし、事故で仕事ができない状態になるかもしれない。その嫌な可能性は全員に対して平等に与えられているんです。

 

誰かがその会社で働いているのなら、会社が潰れるなんてことはあってはいけない。当然ですが、潰れたらその人は働き口がなくなるわけですから。

 

別に、何も考えずに「世代交代だーーーーー!!」って騒ぎ立てたいわけじゃないんです。

 

できる限りは今の状態にプラスαするのが一番だと思っています。でも現実、無責任に社員を募集できるものでもなく

先の読めない難しい時代で、ホイホイと簡単にできる判断じゃないのもわかっています。

でも新しい人を入れるなら「今だ」と感じます。正確には、今がギリギリじゃないかな、と。

 

いや、わかってるんですけどね、そんな簡単にはいかないのも(笑)

・・・でも!!なんて、自分の中で葛藤してます。ずっと同じところでぐるぐるしている感覚です。

 

工場長は生粋の職人なので、仕事を教えるって事は一切しないんです。(一切、は言いすぎた?)

だから、後継者を育てるならかなりの時間を要すのではないかと。

 

工場長が10年、20年、もしくはそれ以上かけて手にした技術を、継ぐ側は5年以内には身につけないといけないっていう状況になりつつあると思います。長い目で見て、なんてそんな悠長な事は言ってられないじゃない?って。

 

冷静に考えて、工場長は80歳を超えています。本来、働いている年齢じゃないんですよね(笑)

いや、だからってやめさせたいわけじゃないですよ。私もできる限り一緒に働いていたいです。

 

今言いたいのは、技術を繋ぐための時間が必要だということ。そしてそれには時間が多くいるということ。だからつまり早めに対応したほうがいいということ。

 

確信を持って、今じゃなければと思います。でもやっぱり現実はそんな甘くないのもわかっています。

それに、私は一社員でしかないし、決断まではできません。最終判断を下すのは社長です。

 

現実人を雇う余裕がないのであれば、私にできるのはその余裕を作り出すことしかありません。難しいことだし、可能性はかなり低いけど(笑)でもそれしかできることがないなら、精一杯やるしかないんですよね。

私的にはこう思う、程度でしかありませんが。

 

双方の考えがわかるからこそ、もどかしいです。

どうにか、全部をすくい上げられる様にしたい。